14:名無しNIPPER[sage]
2018/06/17(日) 23:39:35.80 ID:6CJl0ztzO
 風下 丸 
 かざしも まる 
15: ◆BCjH.6d5ig
2018/06/17(日) 23:41:41.38 ID:J7iF3agQ0
 姓:風下 名:丸 に決定しました。 
 これで準備は完了です。 
 決まった設定を元に、物語の舞台が出来上がり次第再開します。 
16: ◆BCjH.6d5ig[saga]
2018/06/18(月) 20:37:02.64 ID:7JdAkTJJ0
 ssを再開します。 
17: ◆BCjH.6d5ig[saga]
2018/06/18(月) 20:43:33.48 ID:7JdAkTJJ0
 風下 丸は背中と後頭部に痛みを感じ、目を覚ました。 
 瞼をゆっくりと開くと、強い光が瞳に射し込む。 
 長い間目を閉じていたようで、急な眩さに目の奥がずきずきと痛んだ。 
  
 「痛た………」 
18: ◆BCjH.6d5ig[saga]
2018/06/18(月) 20:47:12.50 ID:7JdAkTJJ0
 どうやらここは四方を壁に囲まれた部屋のようだ。 
 壁も床も天井と同じく白く硬い素材で出来ているらしく、部屋の広さは幅が五メートル、奥行が二十メートルといったところか。 
 少なくとも、丸には見覚えの無い場所だった。 
  
  
19: ◆BCjH.6d5ig[saga]
2018/06/18(月) 20:54:38.23 ID:7JdAkTJJ0
 もしかしてクラスメイトに質の悪い嫌がらせをされたのだろうか。 
 そう思い当たった丸は、狼狽した様子を見せないように、冷静な風を装って改めて周囲を見渡す。 
  
 だが、すぐに丸はこの部屋に強い違和感を覚えた。 
 今、自分が部屋の中にいるということは、必然的にどこかの出入り口を通った筈。 
20: ◆BCjH.6d5ig[saga]
2018/06/18(月) 21:05:27.98 ID:7JdAkTJJ0
 いくらなんでも学校にこんな部屋がある訳が無いし、クラスの奴らがこんな場所を用意出来るとも思えない。 
  
 もしかしたら自分は、ずっとここから出られないのではないか。 
 その可能性に思い当たった丸がパニックになりかけた時、左手の甲に微電流が流れたような感触が走る。 
  
21: ◆BCjH.6d5ig[saga]
2018/06/18(月) 21:20:13.29 ID:7JdAkTJJ0
 丸がその文章の意味を理解しかねる内に、左手に記された文字が変化した。 
  
 みぎてをみてください。 
  
 丸がその文を読んだ瞬間、右手の甲にも先ほどと同じ感覚が走る。 
22: ◆BCjH.6d5ig[saga]
2018/06/18(月) 21:32:29.15 ID:7JdAkTJJ0
 一見したところ何の変哲も無い人形に見えるが、その人形の胸の部分には 
  
 HP:10 
 MP:0 
  
23: ◆BCjH.6d5ig[saga]
2018/06/18(月) 21:35:13.27 ID:7JdAkTJJ0
 丸は戸惑いながらも、他に何の当ても無いため、「こうげき」と呟いてみた。 
 すると丸の前に、先程と同じく小さな光が現れ、その中から何かが姿を現した。 
  
 まるで赤い宝石のような、光輝く物体。 
 宙に浮かんだまま静止するそれを、丸は右手に取り観察する。 
24: ◆BCjH.6d5ig[saga]
2018/06/18(月) 21:38:18.55 ID:7JdAkTJJ0
 説明 
 このssにおけるコンマは作中の十面ダイスと対応しています。 
 今回は1d、つまりダイス一つを主人公が振りました。 
  
 >>↓1 コンマ一桁。 但し、0はダイスにおける十の目と見なします。 
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