自衛艦隊これくしょん3―おおすみ、出航します!―
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12:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 00:26:10.45 ID:y+HZEnIj0
おおすみ「……あー、聞いた通りです。二人とも、とわださんにご迷惑をおかけしないようにね」
いっちゃん「うちやってそんな子供じゃなかと! まかしとき!」
13:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 00:26:58.47 ID:y+HZEnIj0
思えば創設されてから今日まで、自衛隊は日陰者であらんとしてきました。そんな中で私のような、まるで、空母のような外観の艦が配備されれば、反発は必須なのです。
『自衛隊は国民に理解され、愛されなければならない』
14:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 00:27:37.37 ID:y+HZEnIj0
さっそく、私の呉での生活が始まりました。と言っても、ほとんどが訓練。それも基本的なものを中心としたメニューです。
15:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 00:28:43.79 ID:y+HZEnIj0
ひえい「……おおすみ、大丈夫ですか?」
はるな型ヘリコプター搭載護衛艦のひえいさんが、心配そうに声をかけて下さりました。
16:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 00:29:40.75 ID:y+HZEnIj0
ひえい「う〜ん。おおすみはヘリの運用は向いてないかもしれませんねぇ」
おおすみ「うう、そうですよね……。そもそも本職は輸送艦ですし……」
17:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 00:30:23.85 ID:y+HZEnIj0
『LCACの訓練は想像を絶する騒音が!!』
『米軍との一体化、戦地への自衛官の派遣にっ!!』
18:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 00:30:59.58 ID:y+HZEnIj0
慌てて駆け寄ると、二人は泣きそうな顔で私を振り向きました。
いっちゃん「あんね、街に行きたいって、うちが言ったんばい。ここに来てから、一回も言ったこと無かったけん」
19:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 00:31:57.49 ID:y+HZEnIj0
もう、限界でした。
二人を部屋に送ると、私はたまらず寮を飛び出してしまいました。
20:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 00:32:58.13 ID:y+HZEnIj0
おおすみ「うっ、なんで……、なんで……」
とわだ「何やってんのよ輸送艦」
21:名無しNIPPER[saga]
2018/06/30(土) 00:33:45.40 ID:y+HZEnIj0
私は唇をかみしめました。何を偉そうに、という反発が生まれていました。
おおすみ「あなたに、……あなたに何がわかるというんですかっ!」
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