26:名無しNIPPER[saga]
2018/07/09(月) 00:12:18.86 ID:BaVBKbuC0
 ■貞代 
  
 いつもの、学校帰りだった。 
 「先生…!」 
  
 後ろを振り返ると、車から奥村さんに声をかけられた。 
  
 「良かったら送りますよ」 
 「いいの?悪いわね 」 
  
 しかし、大きな車。リムジンっていうやつかしら? 
 さすが、オクムラフーズの二代目社長。 
  
 「どうですか、お仕事?」 
 「産休で休んでいたからね。感覚を戻すのに苦労しているわ」 
 「産休もう終わったんですか?もっと取ればいいのに」 
 「そんなに、休んでいられないからね。まだまだ、教職はブラックよ」 
 「それに、うちの子の面倒は、彼も見てくれるし」 
  
  
 彼は私の赤ちゃんの父親。 
 元教え子に、手を出した私。というか、出してきたのは彼の方から。 
 無理矢理押し倒しやがったんだから、あの問題児。 
  
34Res/19.52 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
書[5]
板[3] 1-[1] l20