文香「先輩と呼ばれたいです…」キリッ
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12: ◆hAKnaa5i0.[saga]
2018/07/15(日) 15:04:03.18 ID:fYvYbMrr0
4人「「「…」」」ケホッ

柚「思った以上に煙が出たね…『パルサン』で燻された気分だよ」

晶葉「しかしこれで事務所中に薬が行き渡ったはずだ」

文香「これで…何か変わったのですか…?」

志希「試してみたらどう?♪」

文香「…では…柚ちゃん」

柚「アタシ?」

文香「私の…靴紐がほどけそうなので結び直してください…」

柚「はい先輩!」シュタ!

ムスビムスビ...オンドリャ!

柚「できたよ! …って、何コレ! 身体が勝手に!?」ガ-ン!

文香「ほほう…」ニタリ

志希「柚ちゃん。抱きついてハスハスさせて〜♪」

柚「かしこまりました!」ギュム-

志希「ん〜、いい香り〜♪ 名前と一致させるために柑橘系の香水を使ってる柚ちゃんの努力が垣間見えるよ〜♪」ハスハス

柚「努力とかじゃないって…んもー、もう離してよ///」グイッ

志希「ああん。いけずぅ♪」

文香「…押しのけることは出来るのですね」

志希「あくまでも命令に逆らえないようにするだけの効果だからね。人の心を変えることはできないし、命令したこと以外なら本人の自由は残っているんだよ♪」

文香「…『永遠に抱きついていろ』という命令などをした場合は?」

晶葉「それも無理だ。話していなかったが命令には持続性がないからな。命令しても実行し続けられるのはせいぜい1分なんだ」

志希「例えば、『鬼ごっこやろう!』ってたくさんの後輩を集めて遊び始めてもね。人望がなければ、1分後には蜘蛛の子を散らすようにしてみんな遊ぶのをやめて逃げちゃうんだよ」

柚「それはとても切ないね」

晶葉「人望があればそのまま遊び続けてくれるだろうよ」


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