退廃した世界で一人だけ情熱を失っていない博士ちゃん「ついに薬が完成したぞ!」
1- 20
2: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/07/24(火) 18:16:00.52 ID:+0FXIwOl0

助手の訝し気な表情を見ると、博士は口角を上げニヤリと笑い、試験管の液体を一気に喉に流し込んだ。
そうして、机の引き出しから銃を取り出し自身の頭を打ちぬいた。

「は、博士!?」
以下略 AAS



3: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/07/24(火) 18:16:28.64 ID:+0FXIwOl0

――――――

「いやあ、博士の発明は世界を変えてしまいましたねえ」

以下略 AAS



4: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/07/24(火) 18:16:55.46 ID:+0FXIwOl0

不老不死の薬は、世界を大きく変えた。
あまねく医療関係者を退職へと追いやった一方で、科学技術や芸術の分野において一段越しでの発展を成し得たのだ。
それもそのはず。好きでもない仕事を、家族を養っていくためだけに勤めていた。そんな人々が、責任感から解放され自身の興味のあることに力を注いだのだから。
優秀な頭脳を持った医療関係者たちが、転職したことも世の流れに拍車をかけた。
以下略 AAS



5: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/07/24(火) 18:17:22.51 ID:+0FXIwOl0

「まったく、アンデッド溢れる世界で一体どんな薬を作ろうって言うんですか?」

「……止めてくれるな助手よ。どうやら、私が飲んだ不老不死薬は後に作られたものより強力だったらしい」

以下略 AAS



6: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/07/24(火) 18:17:49.72 ID:+0FXIwOl0

――――――


「できましたねえ博士……」
以下略 AAS



7: ◆CItYBDS.l2[saga]
2018/07/24(火) 18:18:16.96 ID:+0FXIwOl0
――――――

『情熱的不老不死者』おわり

――――――


8:名無しNIPPER[sage]
2018/07/25(水) 00:00:12.83 ID:dQtkrfruO
ショートショートって最近見ないけどやっぱいいよね
無限ループぽいけど割と幸せそうでなにより




9:名無しNIPPER[sage]
2018/07/25(水) 00:34:02.42 ID:df0lsD54o
博士ちゃんじゃないのかよ


10:名無しNIPPER[sage]
2018/07/25(水) 00:34:41.00 ID:df0lsD54o
博士ちゃんじゃないのかよ


10Res/5.12 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice