6:名無しNIPPER[sage]
2018/08/20(月) 18:12:13.52 ID:qQEfqLmH0
さて、とうとう行き場をなくしてしまった僕は夕焼けに染まる砂浜へたどり着いていた。
どのようにしてここまで来たのかをまるで覚えていない
家には帰りたくない、締め切った自室にひとりこもることだけは気が滅入ってしまいそうで避けたかったのである。
曜「かといって」
曜「……」
広い。
ただそれだけの感想を呟いたが、波音にかき消された。
ざざん。ざざん。
全てを受け入れてくれるほどの包容力が海にはある。
けれどこれほど小さく弱々しい呟きなど、きっと聞いてはくれないのだろう。
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