生徒会長「君の名を呼びながら胸を揉むと、すごく気持ち良いんだ」庶務「はい?」
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22:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/24(金) 23:09:22.91 ID:a6hnrGwy0
「客観的なモラルなんてものは、くだらない」
「でも、モラルは大切ですよ?」
「真に大切なのは、主観的なモラルの方さ」

話しながら、至近距離で見つめ合う。
なんだか自問自答しているような感覚だ。
しかし、いい加減離れるべきだろう。
このままではうっかり接触してしまいそうだ。

そう思ったら、両手で顔をぎゅっと挟まれた。

「ボクから逃げられるとでも?」
「そ、そんなつもりは……」
「じゃあ、このまま話そう」

おでこをくっつけながら、教授が続きを話す。

「要するに、価値観の置き場所の問題なんだ」
「価値観の置き場所?」
「うん。それを自分の主観で定めればいい」

さっぱりわからん。ちんぷんかんぷんだ。

「そう言われても、よくわかりません」
「人の価値観に合わせる必要はないってこと」

ああ、なるほど。ようやくわかった。しかし。

「でも、周囲から逸脱してしまいますよ?」
「怖いのかい?」
「ええ、まあ、人並みには……」
「人並みに合わせる必要が、どこにある?」

なんとも教授らしい理屈だ。だが、俺は違う。

「孤立することは、怖いです」

人と違う価値観を持つことは、許さない。
他人に理解されなければ、孤立する。
だって人間は、本能的に群れる生き物だから。


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