8:名無しNIPPER[saga sage]
2018/08/26(日) 19:44:56.83 ID:AjZNc/jR0
こんなことを言われたからには、先輩らしくカッコよく返事をしてあげないといけません。
ライバルに対して中途半端なことは言えません。
『そこまで言われたら、先輩として受けない訳にはいきませんね』
『でも私はイジワルなので待ってあげません、ライラちゃんを置いてどんどん先に進みます』
『それでも、追いついて隣まで来てくれますか?』
いま思い出すと、思わず顔が赤くなるようなセリフです。でもライラちゃんはもっと歯が浮くような返しでした。
『カエデさんが何処にいても、たどり着いてみせますですよ』
それからは表情を隠すのに必死でした。
ライラちゃんが憧れと言ってくれた私が、顔を真っ赤にして照れていたらカッコ悪いですから。
それから、もう時間も遅かったのでライラちゃんを家まで送っていきました。
そのときに、ライラちゃんの単独ライブが決まったことを彼女から聞きました。
記念にコンビニでちょっと高価なアイスを買って、二人であの公園のベンチでお祝いをしたのはいい思い出です。
17Res/16.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20