8:名無しNIPPER[sage saga]
2018/08/26(日) 21:26:48.87 ID:V+OCAz3J0
悪魔「なーんちゃって! 帰るわけないだろ!」
ややあって、ひょっこり悪魔が現れた。
悪魔「寂しかったか? なら、オレ様が……」
食ってやると、そう続けようとしたのだろう。
悪魔「って、なんで泣いてんだよっ!? 」
しかし、こちらの様子を見て慌てて駆け寄る。
悪魔「どっか痛いのか!? 苦しいのか!?」
天使「どうなされたのですか!?」
悪魔「わかんねーけど、泣いてんだよ!」
悪魔の悲鳴を聞いて、天使まで戻って来た。
天使「大丈夫です。居なくなったりしません」
天使は優しく抱きしめて、宥めてくれた。
悪魔「なんだよ、寂しかっただけかよ」
天使「ふふっ。可愛いではありませんか」
悪魔「こんなんじゃ、地獄行きは無理だな」
天使「おや? あっさりと諦めるのですか?」
悪魔「お前だって、諦めるしかないだろうが」
天使「たしかに、寂しがり屋のようですしね」
悪魔「こいつにはオレ様たちが必要らしいな」
都合良く話が進んでいく。全ては計画通り。
なんて言っても、泣き顔では様にならないな。
とにかく、戻って来てくれて、嬉しかった。
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