3: ◆hvVUYTmsCIUZ[saga]
2018/09/03(月) 00:07:37.53 ID:eARP+2sV0
日曜日の夕方。街中は喧騒に包まれ、人や車がそれぞれの速度で、スタジオで練習を終え、帰路についていた蘭とモカの隣をすれ違っていく。
蘭「・・・モカ、危ない」
隣にいる蘭がすれ違う人と接触しそうになるモカの袖を引っ張って自分の方に引き寄せる。
モカ「あ、おっと・・・。あぶないあぶない」
蘭「注意力無さすぎ・・・。飴一つで人についていったりしないでよ?」
モカ「あ〜、モカちゃんその経験あるよー?」
蘭「・・・は?誘拐されたことあるの?」
モカ「流石に飴一つではついていかなかったけど・・・パンに釣られたことはあるよ〜」
蘭「同じようなことじゃん」
モカ「その話、聞きたい〜?」
蘭「・・・じゃあ、聞く。どうせ歩きながらやることなんてないし」
モカ「・・・そう、あれは忘れもしない、何年か前の春か夏か秋か冬か・・・」
蘭「完璧に忘れてるね」
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