真壁瑞希「恋するアセロラ・サイダー」【ミリマスSS】
1- 20
5: ◆kBqQfBrAQE[saga]
2018/11/12(月) 22:28:05.48 ID:NGPIxQq80

・・・・・・・・・・



 こうして、特別な感情を抱くことなく言うことができた頃が懐かしい。出会った頃には言うことができたのに、今では言えない。たとえ冗談であっても。いや、冗談だからこそ言えないのかも。

 プロデューサーに「好きです」と言えなくなってしまったのだ。

 何度もその冗談を言う機会はあったけれど、別にいいだろうと先延ばしにしていた。そして、いざ言おうと思ったときには、いつの間にやら言えなくなってしまったのである。喉の手前まで言葉は出てくるのに、それからは何か詰め物をしたかのように、たった四文字の言葉はせき止められてしまう。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
50Res/35.48 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice