バットマン「グランド……オーダー?」レオナルド「その3だね」
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557: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2019/04/25(木) 02:26:39.93 ID:YcegZolL0



 クー・フーリンはシータへと飛び掛かった。が、ラーマがそれを庇い、袈裟懸けに切り裂かれた。

 ラーマは膝をつくかに思われた。だが、開いた傷は煙を噴き上げ、音を立ててふさがっていった。

 クー・フーリンはその原因に目をやる。戦場の中心、燃える瞳で自分を睨む赤い看護師へと。

「貴方はもう、何者をも害する事は無い。戦の禍よ。これが終わりです」
「終わりだと。終わりだと!!」

 怪物が吼える。槍が輝く。ナイチンゲールは決してひるまず、歩いて距離を詰めて行く。

「貴方は病気です。私は救ってみせる。全ての命を」
「終わりだと!! これが!!」
「私は天使ではない。女神でもない。それでも私は、全ての毒あるもの、害あるものを絶ち、人々の幸福を導きましょう」

 宝具だ。怪物は気付く。看護師の宝具が、周囲の者を癒している。傷を癒している。地獄を癒している。


 ラーマが斬りかかる。ビリーが撃ち込む。クー・フーリンは片手でそれを払いのけ、今や一人の看護師とまっこう向かい合う。


 ジェロニモが飛び掛かる。シータが射る。マシュが殴りかかる。怪物は三人分の圧力と組み合い、なおも看護師を睨む。


「もう、傷付けさせない。私が居る限り!」
「黙れ! 終わるか! 俺は、まだ!!」


 不意に、銃撃音が響いた。クー・フーリンは自分の身体を見下ろした。そうして、胸に空いた穴を見た。遅れて穴から血が噴き出し、床を染めていった。


 怪物は、未だ理解が及ばないといった体で、後ろを振り向いた。そこには、いつぞやの狙撃手が立っていた。


「仇は取ったぞ、エリザベート」


 狙撃手は独りごちた。怪物は崩れ落ちた。





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