バットマン「グランド……オーダー?」レオナルド「その3だね」
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556: ◆GmHi5G5d.E[saga]
2019/04/25(木) 02:26:00.62 ID:YcegZolL0



(ようやく見えた。ようやく見えたんだ。命が終わろうとしてやがる。俺は終わりだ。余計なモンが全部消えて行く)


 クー・フーリンは歓喜しながら、爪を振るう。下手にガードしたジェロニモは吹き飛び、壁に突っ込んで粉塵を撒き散らす。


(終わりだ。だが、終わらせるのも俺だ)


 クー・フーリンは、次いでバットマンに目を移す。殺気に打たれ、片膝をついていたバットマンは立ち上がる。だが、彼が立った時には既に、怪物はバットマンの目の前で爪を振り上げていた。


 そこへ、マシュが飛び込み、盾で爪を受け止めた。バットマンはマシュの頭上を跳び越え、怪物の顎へと蹴りを繰り出す。

 怪物は無造作にその蹴りを掴む。一動作。マシュはその隙を突き、正拳突きでクー・フーリンの鳩尾を抉る。こらえきれず、吐血が散る。

 バットマンは素早く蹴り足を戻し、空中で回転しながら怪物の喉に突き刺さった矢へと拳を繰り出した。更に深々と突き刺さり、クー・フーリンはよろめく。


 バットマンは着地し、マシュがそれを庇うように立つ。万全のコンビネーションであり、これを破るのは難しいだろう。


 そして、死が近い。怪物は今や全身を赤く染め、立っているのもやっとな状態である。魔力はとうに枯渇し、消滅の光粉は止まらない。だが、それでも、怪物は立ち続ける。


「俺はクー・フーリンだ。俺は。クー・フーリンだ」


 下らねえ。ヘドが出る。自分の言葉に笑いながら、それでも怪物はうわ言じみて呟き続ける。お前がそう願ったなら、俺はそうあろう。王であり、槍であり、一人の男であろう。たとえ歪んでいたとしても。


 ラーマが起き上がり、剣を構えた。ジェロニモも壁から抜け出し、シータは弓に矢をつがえる。ビリーも床に手をつき、ナイチンゲールは怒りと共に怪物へ向き直る。


 誰かが吼える。静寂を破り、またしても全員が動き出す。





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