32: ◆BAS9sRqc3g[sage saga]
2018/11/26(月) 22:08:49.38 ID:4QLiHviq0
それでも今の声が誰かも分からないが、検討はつく。
「麗花!!」
周りを見渡しても誰も居ない。
俺はたまらなくなって走り出した。
今すぐ頂上まで行って確かめたい。
「ハァッ! ハァ……ッ! 麗花、麗花ァ!」
登りきった先には、木でできた屋根とベンチが並んでいるだけだった。
そこには誰も居ない。
蒸し暑い雨の中でただ息を切らした俺が汗だくで、
そこにいるだけだった。
他には誰も居ない。
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