キョン子「絶対、後悔させないから!」
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14:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/19(水) 23:36:00.53 ID:uEGK3sYu0
「それじゃ古泉くん、買い出しよろしくね!」
「はい、かしこまりました」

そんなこんなで今日も無益な部活動を終えて。
途中まで一緒に下校してから、解散となった。
SOS団内で唯一の男手である古泉は、来たるクリスマスに備えて部室を飾りつける為のあれやこれを買ってくるよう団長に言われ、買い出し係に任命されていた。少々気の毒である。

「私も手伝おうか?」
「いえ、女性の手を借りるのはどうも気が引けまして、お気持ちだけ受け取っておきます」
「そんなの気にしなくていいのに」

とぼとぼ夜道を独り歩くその後ろ姿を見て。
なんだか不憫に思って手伝おうとしたのだが、やんわりと断られた。古泉なりのプライドか。
男だからとか、女だからとか、関係ないのに。
私にはその辺の線引きが、よくわからない。

「……なんだか、妙な気分です」
「へ? 何が?」
「貴女を女性扱いしている現状が不思議です」
「古泉、もしかして私に喧嘩売ってるの?」

流石にカチンときた。失礼にも程がある。

「気分を害されたならば、申し訳ありません」
「別に、どーせ私は女らしくないし」
「いえいえ、とんでもありません!」
「気を遣わなくていいって」
「違います。どこからどう見ても、貴女は女性です。美少女と言っても過言ではありません」
「……もしかして、口説いてるの?」
「まさか。涼宮さんのお気に入りである貴女に手を出す程、僕は命知らずではありませんよ」

冗談に真顔で返されても反応に困ってしまう。


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