キョン子「絶対、後悔させないから!」
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13:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/19(水) 23:33:29.06 ID:uEGK3sYu0
「あー女に生まれて良かったー」
「こらキョン子、ヘラヘラすんな」
「うん、それ無理」

ヘラヘラするなとはそれは無茶な注文ですね。
この状況でヘラヘラしない生物などおるまい。
なにせ右手に朝比奈さん、左手に長門である。
まさに両手に華をニギニギして感無量だった。
そんな私に、珍しく長門が、質問をしてきた。

「……貴女は今、幸せ?」
「ん? そりゃあ、幸せだけど、どうかした?」
「……それなら、いい」

ただの確認にしては、妙な聞き方だった。
それが長門の言葉ならば、尚更だ。気になる。
まるで、以前は違っていたかのような物言い。
しかし、以前も何も、私達はずっとこうして。

「出来た!」

そこで、私の髪が完成したらしく、思考中断。

「ああ、ご苦労さん」
「鏡で見るくらいしなさいよ!」
「鏡なんて持ってないし」
「女の子なんだから、手鏡くらい持ち歩きなさいよ! まったく、せっかく可愛いのに。ほら」

頼んでもないのに手鏡を差し出され、眺める。

「おー見事に団子が頭に乗ってる」
「ふふん! 私の自信作よ!」
「変じゃない?」
「ちっとも変じゃないわよ! ね、古泉くん?」
「はい。大変お似合いですよ」

それしか言えない古泉の感想は参考にならず。

「キョン子ちゃん、とっても可愛いです」

朝比奈さんに褒められ赤面。ちなみに長門は。

「……ユニーク」

ちっとも褒められている気がしないけれども。

「キョン子はもっと自信を持ちなさい!」

ハルヒがそう言うのならば、文句はなかった。


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