キョン子「絶対、後悔させないから!」
1- 20
7:名無しNIPPER[sage saga]
2018/12/19(水) 23:15:21.33 ID:uEGK3sYu0
「おはよ! キョン子!」
「おはよう、ハルヒ」

教室に入ると、ハルヒが抱きついてきた。
私にはない弾力に包まれて、動揺してしまう。
涼宮ハルヒは、とてもスタイルが良い。
対して私は、まあ、語るまでもないというか、語りたくもないというか、そんな体型である。

「相変わらずキョン子は痩せっぽちね」
「谷口にも似たようなことを言われた」
「なんですって!? ちょっと! 谷口!!」

すかさず告げ口をすると、ハルヒは不埒な谷口を取っ捕まえて、朝から説教を始めた。

「女子に体型の話をすんなっ!」
「いや、キョン子が寒そうだからよ、つい」
「スカート捲られそうになった」
「なにそれ!? 信じらんない!!」
「そ、そりゃないぜ! キョン子!?」

谷口の心地良い悲鳴に口の端を曲げる。
因果応報だ。これだからモテない男は。
と言っても、こうして皮肉げに嘲笑う私も、モテない女なわけで。モテる女に注意された。

「キョン子ったら、またそんな笑い方して」
「生まれ持った性分は変えられない」
「もう! 普通に笑えば可愛いのに、勿体ない」

私を可愛いと言うのは、ハルヒくらいだ。
たとえ女同士であっても、素直に嬉しい。
胸がときめくのは、気のせいだと信じたい。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
31Res/33.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice