阿良々木暦「吸血鬼の尻穴って、何の為にあるんだ?」
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16:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/10(木) 22:12:10.32 ID:LRcZnrqO0
「やあ、阿良々木くん。久しぶり」
「忍野……メメ」
「ああ、覚えててくれた? それは嬉しいな」

唐突に。突然に。突拍子もなく、現れた忍野。

「相変わらず、阿良々木くんの尻穴は元気な尻穴だね。何か良いことでもあったのかい?」
「ひ、人の尻穴を見るなよ!?」

何しに来たんだとか、どこから来たんだとか。
聞きたいことは、山のようにあったけれども。
兎に角、ともかく、ズボンを上げようとして。

「おっと、動くなよ」

火の点いていないタバコの先を差し込まれた。

「おい、小僧。主様に何を……」
「忍ちゃんも、大人しくしてて」

手を拳銃の形にして、忍の額に突きつける。

「……なんのつもりじゃ、小僧」
「僕のスキルが本物だって、知ってるよね?」
「それがどうした?」
「少しでも動けば尻穴から心臓を引っこ抜くっつってんだよ。僕はそんなことをしたくない」

言葉とは裏腹に、忍野の口調は、真剣だった。


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