本田未央「うちの兄貴の華麗なる(?)日々」
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32:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/11(金) 20:44:40.56 ID:6bUZbsq+0
「あーっ、本田くん見ーつけた!」

後方から未央の友人にして所属アイドルの1人である喜多見袖、じゃなかった、柚ちゃんの声が聞こえた。

「やぁこんにちは。なんか用かい?」
以下略 AAS



33:名無しNIPPER
2019/01/11(金) 20:45:57.58 ID:6bUZbsq+0
「本田くん、手伝って!」

「嫌だって言っても帰してくれないんだろ?」

「てへっ♪」
以下略 AAS



34:名無しNIPPER
2019/01/11(金) 20:47:27.48 ID:6bUZbsq+0
柚ちゃんが手をかざす方を見ると、涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにして乳を机に乗せた女の子がいた。いや、でっか!

「えーっと、君がくるみちゃん、だね? 俺は本田未央の兄貴だ。よろしくね?」

「よろしくお願いしましゅ……」
以下略 AAS



35:名無しNIPPER
2019/01/11(金) 20:48:35.59 ID:6bUZbsq+0
「そっかぁ〜。本は何かしら読めてるのかい?」

「う、うん…」

……ほう。つまり読んだ感想を文字に起こすのが出来ないって事か?
以下略 AAS



36:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/11(金) 20:49:51.82 ID:6bUZbsq+0
「…あのね、くるみ、図書室でプリントに載ってたご本を探したの」

「それでね? 表紙を見たら、銀河鉄道がお空に上っていく絵が描かれてて、とってもキレイだったの」

「ほう! 表紙が綺麗だったんだね。それは興味を惹かれるのも納得だ。それで、『銀河鉄道の夜』はどんなお話なのかな?」
以下略 AAS



37:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/11(金) 20:50:57.99 ID:6bUZbsq+0
「実は今までの会話をこのスマホに録音させて貰ったんだ」

「う、うん……?」

「つまり、この録音を聞きながらくるみちゃんの言葉を文字に起こせば立派な感想文になるって訳さ」
以下略 AAS



38:名無しNIPPER
2019/01/11(金) 20:52:01.36 ID:6bUZbsq+0
「本田くん、君にお客さんだよー!」

「俺に、ですか?」

店内に足を運ぶと、ニコニコ顔のくるみちゃんがいた。
以下略 AAS



39:名無しNIPPER
2019/01/11(金) 20:53:04.44 ID:6bUZbsq+0
「財前時子しゃん! くるみの感想文手伝ってくれたのぉ」

おぉう、聞き間違いじゃあ無かった。しかし、“あの”時子さんが添削をしてあげるだなんて……。

「くるみちゃんは、法子ちゃんと仲が良かったりするのかな?」
以下略 AAS



40:名無しNIPPER
2019/01/11(金) 20:54:09.22 ID:6bUZbsq+0
「それでね、今日はこれを持ってきたの!」

俺が衝撃に意識を持っていかれていると、くるみちゃんは1つの箱を差し出した。

「これはなんだい?」
以下略 AAS



41:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/11(金) 20:55:07.61 ID:6bUZbsq+0
「……あぁん?」

見慣れないプリンを訝しむ時子さん。すかさず説明を入れる。

「くるみちゃんから、感想文の添削のお礼だそうです。彼女の手作りですって」
以下略 AAS



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