本田未央「うちの兄貴の華麗なる(?)日々」
1- 20
37:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/11(金) 20:50:57.99 ID:6bUZbsq+0
「実は今までの会話をこのスマホに録音させて貰ったんだ」

「う、うん……?」

「つまり、この録音を聞きながらくるみちゃんの言葉を文字に起こせば立派な感想文になるって訳さ」
以下略 AAS



38:名無しNIPPER
2019/01/11(金) 20:52:01.36 ID:6bUZbsq+0
「本田くん、君にお客さんだよー!」

「俺に、ですか?」

店内に足を運ぶと、ニコニコ顔のくるみちゃんがいた。
以下略 AAS



39:名無しNIPPER
2019/01/11(金) 20:53:04.44 ID:6bUZbsq+0
「財前時子しゃん! くるみの感想文手伝ってくれたのぉ」

おぉう、聞き間違いじゃあ無かった。しかし、“あの”時子さんが添削をしてあげるだなんて……。

「くるみちゃんは、法子ちゃんと仲が良かったりするのかな?」
以下略 AAS



40:名無しNIPPER
2019/01/11(金) 20:54:09.22 ID:6bUZbsq+0
「それでね、今日はこれを持ってきたの!」

俺が衝撃に意識を持っていかれていると、くるみちゃんは1つの箱を差し出した。

「これはなんだい?」
以下略 AAS



41:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/11(金) 20:55:07.61 ID:6bUZbsq+0
「……あぁん?」

見慣れないプリンを訝しむ時子さん。すかさず説明を入れる。

「くるみちゃんから、感想文の添削のお礼だそうです。彼女の手作りですって」
以下略 AAS



42:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/11(金) 20:55:50.40 ID:6bUZbsq+0
とまぁ実は優しいところもある時子さんに興味を持ちつつも、“カフェの本田くん”は日々業務に勤しんでいるのである。
しかし、そんな日々も永遠には続かない。
そう、大学生には避けて通れない『就活』の問題があるのだ。
俺も段々とそれから目を背けられなくなってくる頃、何故か妹にプロレス技で起こされた。



43:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/11(金) 20:57:12.82 ID:6bUZbsq+0
「未央ちゃ〜〜ん、ドロォオップゥゥ!!」

「ぐえぇっ!?」

「おはよう本田くん、目覚めの気分はいかがかね?」
以下略 AAS



44:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/11(金) 20:58:17.45 ID:6bUZbsq+0
なんだろう突然。未央のプロデューサーさんはたまに顔を見せにはくるが、特に懇意という訳でもない。

「マスターさんには説明済みで時間ずらしてあるって」

「ふーん。で?」
以下略 AAS



45:名無しNIPPER
2019/01/11(金) 20:59:36.17 ID:6bUZbsq+0
「は、はいっ!」

「いやぁ、すまない呼び出しておいて遅れてしまって。局のDと話し込んじゃってね」

「い、いえ!」
以下略 AAS



46:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/11(金) 21:00:33.60 ID:6bUZbsq+0
「そうか……。回りくどいのは無しだ、単刀直入に言おう。本田くん、うちに来る気はないか?」

「……はい?」

うち、とは? まさか2代目マスターになれってことか?
以下略 AAS



47:名無しNIPPER
2019/01/11(金) 21:01:43.17 ID:6bUZbsq+0
「君は、Barで日下部さんと話をしたり大沼さんの宿題を手伝ったりしたろう?」

「は、はぁ」

それがなんだって言うんだ。あんなの雑談と押し付けられた手伝いだ。
以下略 AAS



48:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/11(金) 21:02:45.28 ID:6bUZbsq+0
「それにもう1つ。君は人当たりが良い。これも立派な才能だ」

「そんなもんっすかね?」

「そうだとも。『カフェの本田くん』なんて愛称です呼ばれる事自体も良いことだが、何よりあの時子様とコミュニケーションを取れているのは凄いことなんだぞ?」
以下略 AAS



49:名無しNIPPER
2019/01/11(金) 21:03:31.45 ID:6bUZbsq+0
「要は俺が君に可能性を感じたんだ! 俺の元でプロデュースのいろはを学んで未来のトップアイドルを育て上げようっ!!」

プロデューサーさんは目を輝かせて俺の肩を掴んだ。この人、スカウトでもこんなことしてんじゃ無いだろうな……。

「待ってください……。気持ちは有難いですけど、一生の決断になるかもしれない事をすぐには決められませんって」
以下略 AAS



50:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/11(金) 21:04:42.30 ID:6bUZbsq+0
数年後……、とある会議室にて。

「では改めて自己紹介を頼む」

「はいっ! 辻野あかり15才、よろしくんごっ!」
以下略 AAS



51:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/11(金) 21:05:39.54 ID:6bUZbsq+0
「ん? んー、少なくともプロデューサーとしては君たちが初担当だな。新人アイドルと新人プロデューサー、お互い頑張ろうじゃないか!」

「だ、大丈夫んご?」

「……さぁ?」
以下略 AAS



52:名無しNIPPER[sage saga]
2019/01/11(金) 21:06:30.25 ID:6bUZbsq+0
……とまぁ、妹の荷物を届けに行っただけのつもりがこんな事になったわけで。
いやぁ、まさか兄貴がプロデューサーに弟子入りとはねぇ。頑張りたまえよ!
うるせぇ、お前なんざ直ぐに追い抜かしてやるからな。
なにおう!?

以下略 AAS



53: ◆oCJZGVXoGI[sage saga]
2019/01/11(金) 21:07:26.48 ID:6bUZbsq+0
以上です。
まさかこのような作品を書くことになろうとは。
長々と失礼しました。
それでは失礼します。


54:名無しNIPPER[sage]
2019/01/11(金) 21:17:08.08 ID:oSPpuTIgo
おつ!


55:名無しNIPPER[sage]
2019/01/12(土) 13:02:47.69 ID:/s3opqGzO
まるで異世界転生みたいな都合の良さ……


56:名無しNIPPER
2019/01/12(土) 17:44:36.93 ID:tMe9gTLe0
おつ
出来れば未央の兄として、未央のいるユニットとのお話が読みたかったかな。次回があるならそういうのに期待



57:名無しNIPPER
2019/01/13(日) 00:45:35.46 ID:DB/vJiDJ0
それと未央の兄の呼び方「兄ちゃん」が公式ね、念のため


57Res/42.69 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice