【シャニマスSS】霧子「チョコレート、ツツジの花、フォークダンス」
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20: ◆/rHuADhITI[sage saga]
2019/02/15(金) 00:07:09.66 ID:zDo8rKZ40
歩いて、目的地にたどり着く。

明かりが点いている事務所を見上げる。

そうした時に、ふと呟きがもれた。
以下略 AAS



21: ◆/rHuADhITI[sage saga]
2019/02/15(金) 00:08:36.14 ID:zDo8rKZ40
P「……き、霧子か。驚いたぞ」

プロデューサーさんが目を丸くしている。

それを見て、扉を開けるのに勢いがつき過ぎてしまったことを理解した。
以下略 AAS



22: ◆/rHuADhITI[sage saga]
2019/02/15(金) 00:09:31.91 ID:zDo8rKZ40
P「……待ってくれ、霧子」

プロデューサーさんが、その行動を言葉で制した。

心が微かに震える。
以下略 AAS



23: ◆/rHuADhITI[sage saga]
2019/02/15(金) 00:10:47.59 ID:zDo8rKZ40
事務所のレッスンスタジオ、そこの音響機材とノートパソコン。

それらを接続しようと、プロデューサーさんが作業をしている。

それを手伝うことができずに、わたしはそれを見つめている。
以下略 AAS



24: ◆/rHuADhITI[sage saga]
2019/02/15(金) 00:11:44.69 ID:zDo8rKZ40
わたしは勘違いをしていた。

プロデューサーさんは、勘違いをしている。

フォークダンスの授業を受けたかった本当の理由まで、プロデューサーさんは辿り着いていない。
以下略 AAS



25: ◆/rHuADhITI[sage saga]
2019/02/15(金) 00:12:46.74 ID:zDo8rKZ40
霧子「I would lo……」

思わず、何かを口走ってしまいそうになる。

その大切な言葉だけは、取って置くためにじっと堪えて、プロデューサーさんの手を取る。
以下略 AAS



26: ◆/rHuADhITI[sage saga]
2019/02/15(金) 00:14:16.01 ID:zDo8rKZ40
だから、それは不意打ちだった。

P「霧子のダンス、上手になったよな」

ゆったりとした曲の最中、プロデューサーさんがそう呟いた。
以下略 AAS



27: ◆/rHuADhITI[sage saga]
2019/02/15(金) 00:15:18.99 ID:zDo8rKZ40
霧子(プロデューサーさんがずるい人なら、わたしは嘘つきな人だ……)

男の人に触れても何も感じないなんてのは、嘘だった。

触れるのには慣れてるからドキドキしないなんて、大嘘だった。
以下略 AAS



28: ◆/rHuADhITI[sage saga]
2019/02/15(金) 00:16:14.42 ID:zDo8rKZ40
チョコレートに文字をのせる。

言葉の形を表面に薄く掘ってから、その部分に黒のチョコペンを走らせる。

『I love you』と、チョコレートしっかり刻み込む。
以下略 AAS



29: ◆/rHuADhITI[sage saga]
2019/02/15(金) 00:17:31.54 ID:zDo8rKZ40
花言葉。

その意味に、プロデューサーさんは、気付いてくれるだろうか。

変に抜けていることがあるから、気付いてくれないかもしれない。
以下略 AAS



30: ◆/rHuADhITI[saga]
2019/02/15(金) 00:18:22.41 ID:zDo8rKZ40
終わりです。お目汚し失礼しました。


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