千早「今日、母が私の家に来る」
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20:名無しNIPPER[saga]
2019/02/25(月) 23:59:13.88 ID:MVMHgjBu0
そんな「夢のような時間」は、その日の夜まで続いた。
ケーキを食べ終えたら、後片付けをして。
それからテレビを見ながら、番組の話やアイドル活動の話、他にも色々な話をした。
母の質問に私が答える、それは相変わらずだったけれど。
そんな風に緩やかに時間は流れて、寝る時間になった。

千種「じゃあ、おやすみなさい」

床に敷いた布団の上で微笑んだ母に、私も「おやすみなさい」と笑みを返した。
そうして明かりを消す。
瞼を閉じ、ベッドの中で今日一日のことをぼんやりと振り返る。
こうして振り返ってみても、やっぱりまだ、夢を見ていたような気持ちだ。
でも夢なんかじゃない。

今年は去年のように賑やかな誕生日ではなかったけれど、
母と過ごした時間は特別で、去年と同様にとても良い誕生日を過ごせたと、そう思える。

そんな、どこかふんわりとした感覚に包まれながら……私の意識は眠りへと沈んでいった。


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