ロビンマスク「自由と!」カレクック「繁栄の弧!」
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4:名無しNIPPER[sage]
2019/03/17(日) 18:13:21.52 ID:24ViWVvS0
「わたしはこれで」
「ありがとう」
長身の男は迎えの男と互いに合掌して礼をかわした。
迎えの男と同じく僧形、禿頭の男。 しかし背丈はバラクーダに劣らない。
それでいて体の幅は、人間であるはずのさきほどの彼ともそれほど変わりない。
バラクーダも長身痩躯だが、こちらはまるで杉の木のようだ。
「本当によく来てくれた」
「・・・・・・・・・・・・」
「忙しいところ、すまない」
「・・・よく呼んでくれた」
バラクーダが初めて口を開いた。
赤い眼が今度ははっきりと細まる。
「つまらない用事ばかりで閉口していた」
「つまらないものか」
「ハッタリと愛想笑いの毎日だ」
「お前はいま、未来を作っている」
「未来はいまここにこそある」
バラクーダは建物に掲げられた銘板を指さしそう言った。
【 Singh State School 】
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