ほむら「エヴァンゲリオンVS魔法少女 最後の戦い」
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◆wulQI63fj2
[saga]
2019/03/23(土) 23:50:32.08 ID:/ZOiCtFO0
第二東京 美國コンツェルン本社ビル 会長室
広すぎるわけでもなければセフィロトの樹が描かれているわけでもなく、
高価なソファや椅子、机、時計といったもので飾られた、ごくごくありふれた会長室。
その最奥である会長専用の席に、美国織莉子は座っていた。
三十を超えながらも二十代のように若々しいと社員に評判の彼女は、机の上に組んだ手に顎を乗せ、端正な顔に深い皺を刻んでいた。
織莉子「……定期連絡が来ないわね」
織莉子がつぶやくと、隣に立って書類の束に目を通していた呉キリカが肩をすくめた。
“とある事情”によって右目を眼帯で覆っている彼女は、さもありなんという風に織莉子に振り向く。
キリカ「不良娘のことかい? アレはつくづく性根が腐っている。やはり十五年前の時点で殺しておくべきだったかな」
織莉子「……キリカ。あなたもいい加減に彼女と仲直りできないの?」
キリカ「あの女と和解するくらいなら新種の温泉ペンギンと交尾したほうがマシだね」
織莉子「もういいわ……」
キリカ「それよりも織莉子、例の計画なんだけど」
織莉子「どの計画かしら」
織莉子が尋ねると、一枚の書類がキリカの手から渡された。
そこに書かれているのは、巨大な人の形をした設計図とそれに伴う資金の動きだ。
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