ほむら「エヴァンゲリオンVS魔法少女 最後の戦い」
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160: ◆wulQI63fj2[saga]
2019/03/23(土) 23:51:57.70 ID:/ZOiCtFO0

キリカ「《次世代型極所作業用巨大人型重機開発計画》……いわゆるNG計画。
    及び、それを隠れ蓑にした《EC計画》についてもだ。ダミーが4%、本命が5%も遅れている」

織莉子「本命が5%はまずいわね。ダミーへの予算追加投入を行って、ダミー経由で本命に回してちょうだい」

キリカ「また株主がひっくり返りそうなことを……《JA暴走事件》からまだ日が浅いんだよ?」

《JA暴走事件》。
日本重化学工業共同体がNERVのエヴァンゲリオンに対抗して開発した無人兵器が暴走し、あやうく都市部でメルトダウンを起こしかけた事件のことだ。
その事件の規模の重さから、責任者や関係者の多くが逮捕、または書類送検されている。
そしてその代表者である時田シロウ氏は――警察によって護送中に起きた“テロリストによる不幸な襲撃事件”に巻き込まれ、車ごと爆破された。

しかしながら、それらは問題ではない。
問題なのはその事件によって美國コンツェルンが推し進めていた人型機械の開発にケチが付いてしまった点だ。
織莉子は書類を机の上に置くと、投げやりにかぶりを振った。

織莉子「最悪の場合、また予知魔法を使って投機で稼ぐだけよ」

キリカ「さすがは織莉子、そういうところも素敵だ。……まあ、美國コンツェルンはキミの能力によって築き上げられたものだからね」

織莉子「十五年よ。さすがにこれだけの体制を整えるのには苦労したわ」

キリカ「惜しむらくは、NERVの計画に携われなかったことか……北米の第二支部にM-03《トパーズ》を送り込むことは出来たが」

織莉子「逆に取り込まれて食い殺される危険性がなかったことを喜ぶべきかしら?」

キリカ「さて、どうだろう。幸か不幸か、それは全てキミの思うがままに、だよ」

織莉子「そう言ってくれると嬉しいわ、キリカ」




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