ほむら「エヴァンゲリオンVS魔法少女 最後の戦い」
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163: ◆wulQI63fj2[saga]
2019/03/23(土) 23:57:11.47 ID:/ZOiCtFO0

第壱中学 2-A 教室内

朝のホームルームに備えて自分の席に着席したシンジは、右手前の席に座る友人へ目を向けた。
メガネを掛けたそばかすの少年――相田ケンスケが、なにやら不思議そうな顔でこちらを眺めている。
その視線に内心で驚きと不安を募らせつつ、シンジは尋ねた。

「な、なに? どうかしたの?」

「碇、エヴァのパイロットって三人だけだよな?」

「え? うん、そう……だと思うけど」

だよなぁ、と彼は肩をすくめた。
ケンスケは机の中から一枚の紙を取り出してみせる。

「パパのパソコンにもパイロットが増えるなんてニュースは無かった。そりゃあエヴァが無いんだからパイロット増やしても仕方ないよな」

「そうなのかな?」

「そうなんだって。エヴァはパイロットの専用機。シンジも初号機にしか乗ってないだろ?」

「そういえばそうだね」

シンジはエヴァ初号機の専属パイロットであり、他のエヴァに搭乗したことは一度しかない。
それだって緊急時かつ同じパイロットである惣流・アスカ・ラングレーに振り回された結果だ。
エヴァが増えない以上、パイロットも増えることはない。ケンスケの言葉は理に適っている。
だけど、とケンスケは手に持った紙をひらひらと振りかざした。

「パイロットは増えない。でもクラスメイトは増えるんだよなぁ」

「クラスメイトが……それじゃあ転校生が来るってこと?」



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