6: ◆foQczOBlAI[saga]
2019/03/31(日) 23:49:42.26 ID:wwyKhzBr0
『それで、なにか悩みでもあるのか?ただ雑談したいだけならそれはそれで別にいいが』
「本当にたいしたことじゃないんだけどね……」
『たいしたことないと思っていても実は大きな問題に繋がることもある。ロボ製作と一緒だ』
「うん……、実はね……」
そう言って胸の内を吐露する。卒業のこと、孤独感のこと。
華やかな世界を知ってしまった。自分と関係ないと思っていた日常がこうも楽しくて、素晴らしくて、掛け替えのないものだとは。
徐々に涙声が混じっているのが自分でもわかった。でも仕方ない、一度決壊した感情のダムは自分でも上手く制御できないのだ。
ああ、情けない。年上なのに、私のほうがお姉ちゃんなのに。
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