理樹「来ヶ谷さんを恥ずかしがらせたいなぁ」恭介「それだ!!」
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名無しNIPPER
[saga]
2019/04/18(木) 02:04:58.10 ID:xAHB7Y180
夜
理樹部屋
恭介「普通に喜んでるじゃねーか!」
理樹「いや別にいいでしょ・・・」
恭介「良かねえよ!いや、良いけど!」
謙吾「落ち着け恭介。支離滅裂になってるぞ」
恭介「はぁ、はぁ・・・まさか普通に受け入れるとはなあ・・・恋は人をここまで変化させるものだったのか」
鈴「よく分からんが一番バカになってるのは恭介だと思うぞ」
謙吾「とにかく来ヶ谷を恥ずかしがらせるという意味では失敗してしまったかもしれないが、少なくとも恋人として少しは意識させることが出来たんじゃないか?」
理樹「そうだね・・・言い出しっぺでなんだけど下の名前で呼ぶなんて僕の方から嫌でも意識しちゃうし・・・」
恭介「なにか他にも来ヶ谷をときめかせる何かが欲しいところだな」
真人「別の案か・・・ううむ」
謙吾「・・・さっきのやり取りを見て少しピンと来たんだが」
恭介「言ってみてくれ」
謙吾「無難にここはサプライズプレゼントというのはどうだろう?」
真人「プレゼント?」
謙吾「ああ。さっきので来ヶ谷は結構不意打ちに弱いとみた。しかも割とベタな恋人としてのセオリーに憧れを抱いているようにも見える」
理樹「確かに下の名前で呼び合うって結構普通のはずなのに凄く嬉しそうだってもんね」
謙吾「そうだ。つまり来ヶ谷だからと言って俺たちは何か変化球じみたアプローチばかり考えていたが、むしろ恋人が嬉しがるプレゼントといったやり方の方が喜ぶんじゃあないか?」
恭介「なるほど・・・一理あるな!」
鈴「流石ロマンティック大統領だ」
謙吾「ふっふっふっ」
理樹「おお・・・」
理樹(確かに来ヶ谷さんは小毬さんやクドのように純粋な存在にはめっぽう弱い。それと同じであれこれ手を回さずプレゼントを渡す方が案外上手くいきそうな気がしてきた)
理樹「いける・・・いけるぞ!」
恭介「よし!早速明日プレゼントを買いに行くぞ理樹!」
理樹「あっ・・・で、でもそんなに僕お金が・・・」
恭介「なにしけたこと言ってやがる!んなもん俺が貸してやるに決まってんだろ!」
理樹「き、恭介っ!」
恭介「愛する弟分のためなら諭吉も厭わないぜ!」
理樹(久々に恭介を頼もしく感じた瞬間だった)
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