理樹「来ヶ谷さんを恥ずかしがらせたいなぁ」恭介「それだ!!」
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名無しNIPPER
[saga]
2019/04/30(火) 01:09:12.15 ID:OUKgS91B0
数日後
表庭
来ヶ谷「・・・やれやれ、最近の君は本当に表庭に呼び出すのが好きなようだなぁ。まあ、今日はそんなことよりもっと気になることがある・・・なんだその恰好は?」
理樹「・・・・・・」
理樹(来ヶ谷さんが困惑気味な表情を浮かべる傍らで僕は昨日の恭介の言葉を思い出していた)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
恭介「決闘だ。来ヶ谷に決闘を申し込め!」
理樹「はぁ?」
恭介「恐らく来ヶ谷は自分の強さに自信を持っている。つまり自分は守られる側だと微塵たりとも思っていないんだ」
謙吾「それについては俺達の誰も反論は出来ないと思うが・・・」
恭介「いいや、反論してやるんだ!さっきも言ったように来ヶ谷は自分が強いと自負しているはずだ。そこに理樹が来ヶ谷と戦って勝つとするだろ?すると来ヶ谷はこう思う訳だ」
来ヶ谷『理樹君がこんなにも強かったなんて思いもしなかった!こんな男らしい姿を見せられては胸もときめくというもの・・・結婚してください』
真人「それだ!!」
理樹「ほ、本当にそうなるかな・・・」
謙吾「荒療治のようだが、確かに来ヶ谷とサシで勝てることが出来れば少なくとも来ヶ谷も小毬や能美のような扱いをすることはないかもしれないな」
理樹(確かに謙吾の言う通りかもしれない。恭介が言うほど上手くいくとは思えないが、見直されるかもしれないならやってみる価値はある)
理樹「・・・よし、やろう!」
恭介「それでこそ理樹だ!よぉし、さっそく理樹を来ヶ谷に勝たせるプランを考えるぞお前らっっ」
真人・謙吾「「おおう!!」」
鈴「・・・やっぱアホだこいつら」
理樹(それが鈴の言ったその日唯一の言葉だった)
・・・・・・・・・・・・・・・・・
理樹「これは来ヶ谷さんに勝つための武装さ・・・」
来ヶ谷「私に勝つだと・・・?」
理樹(僕の格好はいつもの身体の1.5倍は体積が増えていた。まず頭には謙吾から借りたお面をかぶり、肩にはアメフト部で使っている肩パッド、腕は使わなくなった漫画雑誌を丸めて巻き付けている。お腹周りはキャッチャーがいつも付けているガードを装備し、背中にはいくつもの武器を入れたランドセル(これはわざわざ恭介が実家から使っていたものを使っている)を装備している。下半身は主にダンボールで防御力をアップさせ、靴はこの重装備でも機動力を確保出来るようにローラーシューズを買って来た)
物陰
恭介「左手にはハリセンを、右手には水鉄砲を。まさに高火力高機動型フルアーマー最高理樹だ。ううむ、長いな。略して今の理樹はサイコ理樹と呼ぼう」
鈴「めっちゃ楽しそうだな」
恭介「ふっ、全部載せは男のロマンだぜ!!」
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