千歌「ポケットモンスターAqours!」 Part2
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36: ◆tdNJrUZxQg[saga]
2019/05/12(日) 05:55:46.03 ID:DoNfZkVt0

マフォクシーの炎の木の棒が、より一層強い炎を宿す。

大技の兆候……!!


鞠莉「“ブラストバーン”!!!!」
 「マフォーーーーーーーーッ!!!!!」


先ほどの“オーバーヒート”が比較にならないレベルの炎熱が、一気に発射される。


 「ディガァァァァァァーーーーー!!!!!!!!」


ディアルガは爆熱に焼かれ、そのまま700kg近くある巨体が炎の勢いだけで聖域内の内壁まで吹き飛ばされる。

……いや、それどころじゃない。そのまま壁にぶち当たっても、攻撃は終わらず、ディアルガを焼き続ける。


鞠莉「…………」


相手は伝説のポケモンとは言え、全く容赦がない。

彼女は怒らせると、範囲攻撃や相手の動きを制限する技を徹底的に使用し、相手には攻撃の隙を与えず、一気に叩き潰す。

故に一緒に戦うと巻き添えを食らうため、こういうとき、わたくしや果南さんは一歩引くのです。

鞠莉さんの猛攻にディアルガは相当なダメージを負ったようですが……。


 「ディガァアァァァァァァァ!!!!!!!!」


炎に焼かれながらも、こちらに顔を向けて、口にエネルギーを収束している。


鞠莉「……」

ダイヤ「鞠莉さんっ!!」


ディアルガが攻撃を発射しようとした瞬間、


 「ディガッ!!!?」


ディアルガの頭部を上下に何かの力が急激に挟み込み、口を閉じさせた。


ダイヤ「!?」


そして、そのエネルギーが無理矢理閉じられたディアルガの口内で爆発する。


 「ディガァァァァアァァァ!!!!!!!!」


今の技は……まさか、


鞠莉「最初にサーナイトとマフォクシーが“みらいよち”を撃ってた。サーナイトが下から、マフォクシーが上からね」


相手が大技を撃つ瞬間を予測して、すでに攻撃を仕掛けていたらしい。


 「ディガァァァ……」

鞠莉「さぁ……これで、終わりよ……!!」


弱るディアルガに、最後の攻撃を放とうとした──瞬間。


 「──ディガァァァァ!!!!!」

鞠莉「な……!?」

ダイヤ「!?」



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