渋谷凛「なぞののうりょく」
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6: ◆TOYOUsnVr.[sage saga]
2019/05/11(土) 16:39:17.57 ID:QfZnhCgW0

「知らない内に、千川さんに改造されてて、高性能プロデュースロボットにされたんだ。きっと」

「ちひろさんそんなことしないでしょ」

「悪の科学者チヒロ・センカワによって改造され、毎日過酷な労働を強いられている悲しきロボット」

「そっか」

「しれっと流された」

「だってそんなに面白くないし」

「じゃあロボットってことを証明してやる」

「またわけわかんないこと言い出したね」

「俺は今から向こうのコンビニに入って、コーヒーを買ってくる」

「うん」

「凛はその間に、この人混みのどこかへ隠れる」

「それでプロデューサーが私をすぐに見つけられたら勝ち、ってこと?」

「そう」

「私が勝ったら何かある?」

「おうちまで送る」

「いつものことじゃないかな」

「んー。じゃあ、勝った方が負けた方に何でも一つ言うことを聞かせられる、とか」

「何でも」

「あ、でも過激なのはダメだぞ。ビルの最上階から飛び降りろ! とか」

「そんな命令して私に何の得があるって言うの」

「自由落下していく人間を眺めることができる」

「トラウマになるよ」

「それもそうか」

「まぁ、とりあえず、命令は軽いものだけ、ってことでいいんだよね」

「ん。どれくらいを上限にする?」

「どれくらい……うーん、シュークリームおごり、とか」

「凛が食べたいんでしょ」

「よくわかったね」

「まぁいいや。んじゃあ、それで」



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