14:レッドスター ◆kRM.QKBezY[saga]
2019/06/04(火) 16:18:00.23 ID:+3BQq1QB0
エリカ「な、何を言ってるんですか! 前回果たされなかった十連覇の屈辱を果たすために全国制覇するって約束したじゃないですか!」
エリカ「なのにこんなゲームの為に戦車道を辞めるですって?」
エリカ「ふざけないでよ!」
まほ「……エリカ」
まほ「正直に言おう……もうやる気がわかないんだ」
エリカ「……え」
まほ「元々戦車道なんて好きでもなんでもなかったが余計にそれが疎ましく思えてきた」
小梅「疎ましくって……」
まほ「当たり前だ。疎ましいに決まってるじゃないか!」
まほ「戦車道のせいでみほは……」
小梅「…………」
まほ「あの日から元々好きではない戦車道がもっと嫌いになってしまった」
まほ「だからもう良いんだ。あとはお前たちで勝手にしてくれ」カチカチ
小梅「そんな……そんなのって」
小梅「隊長はそれで良いんですか! 全国大会の後……周りが転校して私も塞ぎ込んでいた時に隊長は言っていたじゃないですか!」
小梅「みほのやったことを否定させたくない。だからお前もその為に戦ってくれないかって」
小梅「私……それを聞いて戦車道を辞めたみほさんの為にも戦おうってそう思って今まで頑張って来たんです!」
小梅「なのに……隊長の方が諦めてどうするんですか!」
小梅「今度の全国大会で私たちが勝つことがみほさんに対する精一杯の恩返しじゃないんですか!」
まほ「小梅……少し静かにしてくれないか気が散る」
小梅「……え?」
まほ「今次のクエストに向けてレベルを上げなくちゃいけないんだ」
まほ「それに私は言ったはずだ。勝手にしてくれと」
小梅「…………」
エリカ「……そう。分かりましたそれじゃ勝手にします」
エリカ「行くわよ小梅! こんな人……もう隊長でもなんでもないわ」
小梅「え……でも」
エリカ「いいから!」
小梅「は、はい。でもその前に……」
小梅「隊長……少しでもみほさんのことを思うならまた戻ってください」
小梅「私たちは待ってますから」
エリカ「それじゃ失礼しました」ガチャ
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