15:レッドスター ◆kRM.QKBezY[saga]
2019/06/04(火) 17:41:02.71 ID:+3BQq1QB0
エリカ「小梅……ごめんなさい」
小梅「え? どうしてエリカさんが謝るんですか?」
エリカ「あの時……隊長にゲームを勧めなければって思って」
小梅「エリカさん……」
エリカ「私ね……ずっと隊長が独りぼっちだったこと知ってたのよ」
エリカ「確かに隊長は凄いし尊敬だってされてる」
エリカ「でもそれは理想の上官としてよ」
エリカ「隊長には部下と呼べる存在がいても友人と呼べる存在はいなかった」
エリカ「当然よね。隊長はかの有名な西住流だもの……友達になろうだなんて恐れ多いったらありゃしない」
エリカ「それに隊長自身も普段から感情を表に出すのが苦手で何考えてんのか分かんないところがあるし」
エリカ「だから共通のゲームをやることで話題が広がって私も隊長と仲良くできるし私を通して他の黒森峰の生徒とも気軽に話せるんじゃないかって思ったんだけど」
エリカ「まさかこうなるなんて」
小梅「隊長は普段から真面目で娯楽とかはあんまり知らなかったみたいですし」
小梅「だからこそ……余計にそういったものに没頭しちゃったんだと思います」
エリカ「そうかも……知れないわね」
エリカ「はぁ……それにしてもどうしたものかしら」
エリカ「全国大会だってもうすぐなのに隊長抜きでってなると」
エリカ「プラウダや聖グロに勝てるかどうか……」
小梅「それでも私は諦めません!」
小梅「……隊長だって本当はこのままで良いなんて思ってないと思うんです」
小梅「だから説得を続ければきっと戻ってきてくれると信じてます」
小梅「だから隊長が戻ってきた時にいつでも作戦が遂行できるように練度を上げることが私たちにできる精一杯のことだと思います!」
エリカ「……小梅」
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