251: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/21(金) 23:33:14.87 ID:ob1y39C80
  
 そう思ったから、日曜は街に遊びに行ったんだ。 
  
 ほんとははるるんが、どこかに遊びに行こうって誘ってくれたんだけど。 
  
252: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/21(金) 23:33:41.67 ID:ob1y39C80
  
 「……あれ?」 
  
  
 階段に座ろうとしたその時、視界の端に見慣れた人がいた。 
253: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/21(金) 23:34:08.59 ID:ob1y39C80
  
 思い付いた名案を早速実行しようと思って、兄ちゃんを追いかけた。 
  
 距離はちょっと離れてたけど、走ればあっという間。 
  
254: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/21(金) 23:34:34.99 ID:ob1y39C80
  
  
 「っ!」 
  
  
255: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/21(金) 23:35:03.06 ID:ob1y39C80
  
 すっかり忘れてた。 
  
 兄ちゃん、今日約束あるって言ってたんだよね。 
  
256: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/21(金) 23:35:29.17 ID:ob1y39C80
  
  
  
 とっても、仲良さそうだけど、さ。 
  
257: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/21(金) 23:45:57.06 ID:ob1y39C80
  
 え、だれ? 
  
 兄ちゃん、真美はその人知らないよ? 
  
258: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/21(金) 23:46:24.13 ID:ob1y39C80
  
 誰もいない家へ逃げ帰って、部屋に飛び込んだ。 
  
 ベッドへ倒れこみ、うつぶせたまま、さっきの光景を思い出す。 
  
259: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/21(金) 23:46:52.54 ID:ob1y39C80
  
 そのはず、なのにさ。 
  
  
 「なんで真美、こんなに嫌な気持ちになってるの……?」 
260: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/21(金) 23:47:19.31 ID:ob1y39C80
  
 応援してあげなきゃ、って気持ち。 
  
 応援したくない、って気持ち。 
  
462Res/282.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
書[5]
板[3] 1-[1] l20