277: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:43:44.47 ID:F7aS3gER0
  
 そして、暑い夏のある日。 
  
  
 「とーとーこの日が来ましたなぁ……」 
  
  
 ソロライブの日が、やってきた。 
  
  
 「仕上げはバッチリか?」 
  
 「あたぼうよ! ここで仕上がってなかったら、真美はおまんまの食い上げだぜ!」 
  
 「その言葉は間違……ってないのか。ないのか!?」 
  
 「ねぇ兄ちゃん、真美の日本語ってそんなに信用ない?」 
  
  
 会場に向かう車の中で、他愛もない会話。 
  
  
 「日本語はさておき……昨日のリハは新曲がちょっとぎこちなかったが、まぁ大丈夫だろう」 
  
 「あ……うん」 
  
  
 ちょっと動揺しちった。 
  
 でも兄ちゃんは運転に集中してて、こっちは見えてない。 
  
462Res/282.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
書[5]
板[3] 1-[1] l20