279: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:44:52.89 ID:F7aS3gER0
  
 「俺はちょっとスタッフさんのところに行ってくる。衣装のチェックとかしててくれ」 
  
 「りょーかい!」 
  
280: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:45:24.50 ID:F7aS3gER0
  
 「ふふふ。驚きすぎですよ、真美」 
  
 「お、お姫ちんじゃん……もうっ、びっくりさせないでよ!」 
  
281: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:45:53.53 ID:F7aS3gER0
  
 そんな感じで和やかに進んでたけれども。 
  
 確認がひと段落ついた時、不意に言われた。 
  
282: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:46:22.86 ID:F7aS3gER0
  
 「さて、これで搬入物の確認は大丈夫でしょう。何かお手伝いすることは?」 
  
 「ありがとね、お姫ちん。あとは歌詞のチェックしようと思ってたくらいだから、だいじょぶだよー」 
  
283: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:46:51.16 ID:F7aS3gER0
  
 今回は兄ちゃんが決めたわけじゃなくて、社長の知り合いから貰った曲らしい。 
  
 トレーナーさん伝手に聞いたんだけど。 
  
284: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:47:20.14 ID:F7aS3gER0
  
 とんとん。 
  
 楽屋のドアが、小さくノックされる。 
  
285: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:47:45.57 ID:F7aS3gER0
  
 「やっぱり元気がないな」 
  
 「ううん、そんなことないもん」 
  
286: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:48:12.12 ID:F7aS3gER0
  
 ステージに駆けこもうとしたとき、誰かとぶつかりそうになった。 
  
  
 「わわっ!?」 
287: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:48:42.90 ID:F7aS3gER0
  
 「初めてのソロライブだからって羽目をはずしてはダメよ」 
  
 「千早お姉ちゃんはお堅いですなぁ。やよいっちには甘いのに」 
  
288: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:49:09.51 ID:F7aS3gER0
  
 「真美、また無理してない?」 
  
  
 はるるんが、真美の顔を覗き込みながら呟いた。 
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