286: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:48:12.12 ID:F7aS3gER0
  
 ステージに駆けこもうとしたとき、誰かとぶつかりそうになった。 
  
  
 「わわっ!?」 
287: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:48:42.90 ID:F7aS3gER0
  
 「初めてのソロライブだからって羽目をはずしてはダメよ」 
  
 「千早お姉ちゃんはお堅いですなぁ。やよいっちには甘いのに」 
  
288: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:49:09.51 ID:F7aS3gER0
  
 「真美、また無理してない?」 
  
  
 はるるんが、真美の顔を覗き込みながら呟いた。 
289: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:49:37.90 ID:F7aS3gER0
  
 一瞬の沈黙の後、スタッフさんが真美を呼ぶ声がした。 
  
 準備、出来たみたい。 
  
290: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:50:15.15 ID:F7aS3gER0
  
 音出しは特にトラブルもなくおしまい。 
  
 リハーサルは昨日、入念にやったからね。 
  
291: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:50:45.85 ID:F7aS3gER0
  
 そして、オープニングBGMが鳴り響く中。 
  
  
 「それじゃあ、暴れてこい!」 
292: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:51:22.37 ID:F7aS3gER0
  
 「スタ→トスタ→!」 
  
  
 兄ちゃんに応援するって嘘をつく自分が嫌い。 
293: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:51:57.57 ID:F7aS3gER0
  
  
 客席のみんなが盛り上がる。 
  
 真美はステージの上で一人ぼっち。 
294: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:52:23.97 ID:F7aS3gER0
  
 演出の合間を縫っての衣装替え。 
  
  
 「着替える時間はほとんどないよ!」 
295: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:52:50.55 ID:F7aS3gER0
  
 「知ってたよ」 
  
  
 え? 
462Res/282.83 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
書[5]
板[3] 1-[1] l20