309: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 07:59:40.34 ID:F7aS3gER0
  
  
 「みぃつけた」 
  
  
 ぽんっと、肩を叩かれた。 
  
 振り向くと、かわいいリボンが揺れてた。 
  
  
 「真美、メイクが涙でぐしょぐしょだよ?」 
  
 「ばる゙る゙ん゙……」 
  
 「ふふっ。私、そんな怪獣みたいな名前じゃないよ」 
  
  
 そんなふーに声かけられたら。 
  
 そんな、ぜんぶ知った上で微笑むような、優しい声で話しかけられたら。 
  
 積み上げてたものが、一気にがらがら崩れちゃう。 
  
  
 「……ッうあぁぁぁああぁぁぁぁああああんっ!!」 
  
 「うん。真美、頑張ったんだよね」 
  
  
 はるるんの顔見たら、もう堪えらんなくて。 
  
 胸の中に飛び込んだ。 
  
 もう、辛かった想いが、我慢してたことが、ぜんぶ溢れてきて……! 
  
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