310: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/22(土) 08:00:07.37 ID:F7aS3gER0
  
 「ごめんなさっ……ごめ、ごめんなさい、ごめ……あううぅぅぅぅ……!」 
  
 「もー、なんで真美が謝るの」 
  
 「だって、ちはやおねーちゃんにも、やよいっちにも、いっぱいいろんな人にメーワクかけて……!」 
  
 「それなら大丈夫だよ。ほら、聞こえるでしょ?」 
  
  
 そう言って、はるるんが涙を拭ってくれた。 
  
 耳を澄ませてみると、会場からファンの兄ちゃん姉ちゃんたちの歓声が聞こえた。 
  
  
 「ちゃんとステージは続いてるよ」 
  
 「うん」 
  
 「ね? 二人だって、伊達に人気アイドルやってるわけじゃないんだよ」 
  
 「……うん」 
  
  
 はるるんに優しくされると、悲しい気持ちが少しずつ楽になってく。 
  
 やっぱり、はるるんってすごいや。 
  
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