402: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/24(月) 00:22:46.09 ID:QHO8M2d60
  
 「なあ、真美――」 
  
  
 とそこで、兄ちゃんは途中まで何かを言い掛けた。 
403: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/24(月) 00:23:12.08 ID:QHO8M2d60
  
  
  
 とってもおいしい料理。 
  
404: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/24(月) 00:23:39.00 ID:QHO8M2d60
  
 「兄ちゃん、今日はあんがとね!」 
  
  
 部屋の玄関の前で、一緒に帰ってきたときのいつものご挨拶。 
405: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/24(月) 00:24:05.65 ID:QHO8M2d60
  
 シャワー浴びて、明日の準備をして。 
  
 でも真美は、それからベッドに潜ってもモヤモヤが消えなかった。 
  
406: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/24(月) 00:24:33.37 ID:QHO8M2d60
  
 でも、今の一発で目が冴えちゃった。 
  
 たまには……。 
  
407: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/24(月) 00:24:59.82 ID:QHO8M2d60
  
 ふわぁー、夜風が気持ちいい……。 
  
 だんだん暑い日も増えてきて、風が心地良い季節になってきた。 
  
408: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/24(月) 00:25:26.03 ID:QHO8M2d60
  
 そんなことをしばらくしてると。 
  
 隣の部屋の窓が、カラカラと開く音がして。 
  
409: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/24(月) 00:25:52.68 ID:QHO8M2d60
  
 「真美、こっちのベランダ来ないか?」 
  
 「え、でもいつも危ないって……」 
  
410: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/24(月) 00:26:26.95 ID:QHO8M2d60
  
 「もう二十三時五十分か」 
  
  
 腕時計を見ながら、兄ちゃんが言う。 
411: ◆on5CJtpVEE[saga]
2019/06/24(月) 00:26:59.42 ID:QHO8M2d60
  
 「俺たち、大事な話するときって、いつもここにくるよな」 
  
  
 どきん。 
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