無価値な男「僕は人から必要とされる人間になりたい」無価値な女「私もそう思う」
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3:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/18(火) 20:45:06.00 ID:kXabp11vO
「何か悩みがあるなら聞くよ?」
「でも、迷惑になるかも知れないし……」
「そんなの気にしなくていいよ!」

我ながら、かなり食い気味だったと思う。
なんとかして、美人さんの力になりたかった。
それは、もちろん善意であるが、本心は。

そうすることで、自分の価値を上げたかった。

彼女に必要とされたい。
彼女の役に立ちたい。
彼女に認められたい。

そうした浅ましい願望が根底に含まれていた。

「お願い、悩みを聞かせて!」

一生のお願いとばかりに手を合わせて拝むと。

「わ、わかったから、拝まないでよ! もぅ」

有難や有難や。
どうやらこの美人さんは押しに弱いらしい。
案外、ガードが甘い。
なんだか、心配になってしまう。

「実はね……」

そして、その心配はすぐに現実のものとなる。


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