高森藍子「加蓮ちゃんと」北条加蓮「のんびり勝負のカフェで」
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16:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/24(月) 19:40:12.36 ID:15of7GWE0
加蓮「こういうのも慣れればいいの。藍子にとってのダンスレッスンと同じ。騙し慣れてないなら騙し慣れればいいの」

藍子「……できれば、人をダマすことには慣れたくないですね」アハハ

加蓮「盗賊の次は詐欺師の役が来たりして?」
以下略 AAS



17:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/24(月) 19:40:41.47 ID:15of7GWE0

□ ■ □ ■ □


藍子「加蓮ちゃんは、私の手の力や、目線を見てぴたりと当てたんですよね」
以下略 AAS



18:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/24(月) 19:41:11.64 ID:15of7GWE0
加蓮「ま、"最初に決まってた答えの逆にした"ってだけだから、完璧に自分で決めたっていうのも変な話だし……」

加蓮「うーん……。そう考えると、このクイズメニューってちょっと微妙なのかもね」

藍子「へ?」
以下略 AAS



19:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/24(月) 19:41:41.57 ID:15of7GWE0
藍子「おかしくなんてありませんよ。加蓮ちゃんも、すっかりカフェのお客さん――ううんっ、カフェの住人さんだなって♪」

加蓮「……一応私、これでも住んでる家があるんだけど?」

藍子「もちろんそうですね。私だって、カフェに住んではいませんから」
以下略 AAS



20:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/24(月) 19:42:11.92 ID:15of7GWE0
加蓮「手のかかるノロマで面倒くさくて目の前の勝負から逃げようとするアホな妹がいるから」

藍子「そこまでっ!? かっ、加蓮ちゃんこそ……ええと……。口がうまくて頭が回ってイタズラが得意で真面目すぎる、あっ、あほな妹さんじゃないですか!」

加蓮「くくっ。慣れてないのに無理しちゃって。それ褒めてない? ……で、勝負から逃げようとするのはよくないと思うんだけどなー?」
以下略 AAS



21:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/24(月) 19:42:41.59 ID:15of7GWE0
藍子「これは、質問っていうより、加蓮ちゃんにやってほしいことかもしれません」

加蓮「へぇー? 加蓮ちゃんにやってほしいことがあるんだー。藍子のためならなんでもやっちゃうよー」

藍子「ふぇっ? ……う、ううんっ。今は勝負してる時だもん……」
以下略 AAS



22:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/24(月) 19:43:12.07 ID:15of7GWE0
加蓮「さて、どうしよっか……」

藍子「……♪」ジー

加蓮「それなら……こっち。左の方にするね」
以下略 AAS



23:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/24(月) 19:43:42.22 ID:15of7GWE0
藍子「じ〜……」

加蓮「今度は私の方見てきた。……じー」

藍子「じ〜〜〜」
以下略 AAS



24:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/24(月) 19:44:12.47 ID:15of7GWE0
藍子「ううん……。やっぱり私では、加蓮ちゃんみたいに、相手の目や動きを見て正解を当てるのって、できないんだなって……」

加蓮「あー。まぁ……私のはちょっと特殊なんだし、できなくてもおかしくはなくない?」

藍子「そういうことじゃないですっ」
以下略 AAS



25:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/24(月) 19:44:42.45 ID:15of7GWE0
加蓮「じゃあ今は顔に出てないんだ、私。これでも結構期待してるんだけどなー? 藍子ちゃんがズバッと正解を引き当ててくれること」

藍子「……、」

藍子「加蓮ちゃん。3つ目の質問、いいですか?」
以下略 AAS



26:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/24(月) 19:45:42.44 ID:15of7GWE0
加蓮「ま、嫌いだよね。嘘をつかれて生きてきた人生の中で、嘘をつきようもないくらいに素直で、まっすぐに手を伸ばしてくれた子と出会ったんだから」

加蓮「綺麗なものを知ってるから、汚いものが余計に嫌いになる、ってことかな……」

藍子「加蓮ちゃん――」
以下略 AAS



27:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/24(月) 19:46:12.32 ID:15of7GWE0
加蓮「不思議なんだよね。この前藍子と勝負した時は割と真面目にいけたのに。なんか今日はビミョーなの。……やっぱりこれも藍子のゆるふわのせいかな?」

藍子「そろそろ違う理由も探しましょうっ。きっと何かあるハズです!」

加蓮「違う理由かぁ。……マジなとこ、こういうクイズとか企画とかって1から作らないと気がすまないタイプかも。私」
以下略 AAS



28:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/24(月) 19:46:42.30 ID:15of7GWE0
加蓮「ふふっ。っと、それでも勝負は勝負だよね。っていうか、勝負から逃げようとするアホって藍子のこと煽ってんのに、私が逃げちゃダメだよね」

藍子「まず煽るのをやめればいいと思うのに……。それと、これだって勝負ですよ」

加蓮「そう?」
以下略 AAS



29:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/24(月) 19:47:42.37 ID:15of7GWE0
加蓮「うやむやになりそうだったけど、さっきの質問の答えは"YES"。嘘は嫌い。つくのも、つかれるのもね」

藍子「分かりました。……よかった。本音まで偽られたら、もう私には加蓮ちゃんが見えなくなっちゃいますから」

加蓮「そろそろ1時間経つけど、正解は分かった?」
以下略 AAS



30:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/24(月) 19:48:13.06 ID:15of7GWE0
藍子「正解は、こっちっ。加蓮ちゃんから見て、左の方!」

加蓮「へーぇ。どうしてそう思うの?」

藍子「そうですね……。加蓮ちゃん、嘘をつくのは嫌いなんですよね」
以下略 AAS



31:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/24(月) 19:48:42.65 ID:15of7GWE0
加蓮「1つ目の質問の時とか。なんか分かったこととかないの?」

藍子「……特にありません。だから、今回はあまり自信がないんです」

藍子「加蓮ちゃんの言った、最初からぜんぶ自分で企画したクイズではないから、そうなのかもしれませんねっ」
以下略 AAS



32:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/24(月) 19:49:12.44 ID:15of7GWE0
藍子「根拠を聞いたり、今も、何かを思い出してほしいっ、って感じに見えたから」

藍子「もしかしたら、加蓮ちゃんの気付いていないことを私が気付いていてほしかったとか、見抜いてほしいって思っていたりとか、そう見えちゃって」

加蓮「いやいや。それ演技。それも演技だから」
以下略 AAS



33:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/24(月) 19:49:42.38 ID:15of7GWE0
加蓮「ほら、さっさとクレープ食べるよ! 藍子の言った方で正解なんだからっ」

藍子「よかった。じゃあ、いただきま――」

加蓮「……まだ何か言いたい悪口でもあるの」
以下略 AAS



34:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/24(月) 19:50:12.46 ID:15of7GWE0
加蓮「いや……景品っていっても。……そう。今回はやる前に景品の話をしてないじゃん。メニューを注文しただけ!」

藍子「なっ――」

加蓮「ってことで景品はありませーん。いただきまーす」
以下略 AAS



35:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/24(月) 19:50:42.80 ID:15of7GWE0
藍子「……もしもし? お母さん? うん、今加蓮ちゃんと一緒にいるの。いつものところ」

加蓮「えちょ、」

藍子「今日迎えに来てもらってもいいかな? それと、晩ご飯は加蓮ちゃんの分も――あははっ、そんなに張り切らなくても、大丈夫だよ?」
以下略 AAS



36:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/24(月) 19:51:17.66 ID:15of7GWE0
藍子「クレープ、いただきま〜す♪ ぱくっ……わっ、美味しい! 生地が分厚いから、ウインナーの味は強めにしたのかな? ぱさぱさしていなくて、すぐにお腹がいっぱいになっちゃいそうっ」

加蓮「……」ガクッ

加蓮「……藍子の家に行ったらもっかい勝負するわよ。今度は題材も1から作って。勝ったら私は藍子の家から脱出する!」
以下略 AAS



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