34:名無しNIPPER[saga]
2019/07/02(火) 00:32:30.16 ID:ndUIllUw0
「…………うん」
でも、やっぱりそれじゃダメだよ。
「ごめん、二人とも!先行ってて!私、千早さん連れてくる!」
「え?──あ、ちょっと未来!?」
二人には悪いけど、繋いでる手を振り切って階段を駆け上がる。そうだよ、千早さんがいなきゃ意味ないよ。だって、それじゃ“みんな”じゃないんだもん!
それに、まだ。
いつもの私に戻るその前に、どうしてもここで言わなきゃいけない事もあるんだから!
「──あの、千早さん!」
屋上に戻った私は、大きな声で呼び掛ける。千早さんがびっくりした顔で振り向いたけど、今は後──この気持ちをどうしても伝えたいから。
「今日は本当にありがとうございました!」
千早さんと向き合って、まっすぐにこの気持ちを伝えたいから!
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