44:名無しNIPPER[saga]
2019/07/02(火) 00:54:29.55 ID:ndUIllUw0
「うん、やっぱり貴女には笑顔が一番似合ってる」
やっぱり貴女の笑顔が一番好き。
だって貴女が肯定してくれたから。貴女の笑顔が後押ししてくれるから、私は変わっていける。これからも関わり続けられる。
貴女がそう、思わせてくれたんだから。
「その笑顔があれば、きっと大丈夫。他の誰にも負けない、貴女だけの笑顔だもの。その笑顔があれば、きっといつかすごいアイドルになれるわ」
「えっへへ〜♪ そんな急に誉められたら照れちゃいますよ〜♪」
「そういえば、私からも一つ言わなくちゃいけないことがあったの。聞いてくれる?」
「はい? もちろんいいですよ!」
「──誕生日おめでとう、未来」
「はいっ、ありがとうございます!えへへ♪ 」
隣を歩く貴女の、満面の笑顔を見てると、自然と頬が綻んでくるのを感じる。未来のようにとはいかないけれど、私の足取りもきっと軽やかなものになっているんだろう。
──どうかこの笑顔と一緒に、これからも歩んでゆけますように。
そんな願いを込めて、繋いだその手を強く握り返した。
おわり。
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