果南「二人だけの秘密だよ」
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12: ◆vlTFewOdSQ[sage]
2019/07/17(水) 07:46:26.67 ID:zErl41JR0
善子「果南……ありがとう!」
果南「うぉっと」

善子は黒猫ごと私に抱きついてきた。黒猫は目を丸くして私と善子の顔を交互に見ている。

果南「それじゃあもう帰り始めようか。この子のご飯とか買わなきゃいけないでしょ?」
善子「そうね。それじゃあこの子は……」
果南「じゃあ私の家の船使っちゃおうか」
善子「え、それ大丈夫なの?」
果南「大丈夫大丈夫、今日はお店休みだし、私も今日はそれで来たから」

私は黒猫を抱き上げて善子と目を合わせた。

果南「とりあえず、学校を出ようか」
善子「そうね。……学校を出るまでに見つからないといいけど」
果南「それだけは気をつけないとね」


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