善子「それでも私は■■を愛して生きていたいのです」
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13:名無しNIPPER[saga]
2019/07/21(日) 04:24:20.43 ID:gGVI8GvBO
「死が堪らなく怖い」

一度中学生の頃に私のこの精神状態について、調べた事がありました。

ほんの数分の検索で、あっさりと目的の情報まで辿り着きました。

タナトフォビア、漢字に直すとそのまま「死恐怖症」

死に対する不安や怯えが根強く続き、日常生活に支障をきたす程度になると、そう診断されるそうです。その理論で言うと、私はまだ、なりかけと言ったところでしょうか。

タナトフォビアの治し方は、ほぼ一つしかないと思われます。死に触れる事、です。

荒療治の様に思えるが、何もせず時間の経過で忘れられるのなら苦労はしません。ただ、本人が何かの拍子で克服するのを、試してみる他無いのです。

どうも、タナトフォビアには種類があるそうです。

死に至る痛みや絶望など、恐怖へと繋がるものが怖い。死んで、今まで会って来た人と会えなくなるのが怖い。やりたい事をやり残したまま死ぬのが怖い。

私のは、そのどれとも違います。痛みや、苦しみではない、「果て」が怖いのです。この命の果てが、奈落の様な闇に覆いつくされていることがたまらなく怖いのです。同じ理由で、私が生まれてきた理由が分からない事も同じように怖い。

“わたし”は、生まれる前どこにいて、何をしていた?

“わたし”は、死んだ後、どこへ行く?



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