2: ◆C2VTzcV58A[saga]
2019/07/23(火) 00:39:30.91 ID:KAncrXbZO
心「あ、そう! そのプロデューサーのことを話したかったの」
飛鳥「Pのこと?」
心「プロデューサーって、はぁとのこと、女としてどう思ってるんだろうって……」
飛鳥「直接聞けばいいじゃないか」
心「そんな簡単な話じゃないの! ぶーぶー☆」
飛鳥「まあ、そうだろうと思ったよ」
心「乙女心はフクザツで、直接聞いた言葉だけじゃ全部を信じられないの。面と向かって、『はぁと、愛してる』って言われても、それを素直に信じ切っていいのかな、なんて」
飛鳥「信じるも何も言われたことないだろう」
心「なんで知ってるの?」
飛鳥「逆に何故見栄を張ったんだ」
心「マジな話すると、プロデューサーにそれとなくそういうこと聞いても、受け流されるか『プロデューサー的模範解答』しか返ってこないの……」
飛鳥「そうだろうね。彼なら、恋愛方面ではっきりとしたことは言わないだろう」
心「わかってるんだけどねー。うん」
飛鳥「しかし、はっきり拒絶されるよりはマシなんじゃないか? 『心さん、手のかかる妹としてしか捉えられないんですよね……』とか言われるよりは」
心「うわ言いそう! あいつめっちゃ言いそう! ていうか飛鳥ちゃんPの声真似うまくね?」
飛鳥「『俺と一緒に、トップアイドルを目指してみませんか』」
心「似てる似てる♪」
飛鳥「褒められると悪い気はしないな」
心「んー……ね、ねぇ飛鳥ちゃん。一回だけでいいから、プロデューサーっぽく『はぁと、愛してる』って言ってみてくれない?」
飛鳥「『はぁと、愛してる』」
心「……お、お〜〜〜〜〜」
心「なんかコレジャナイ感」
飛鳥「急に梯子を外すのはやめてくれないか」
心「さっきまでは似てると思ってたんだけどな〜〜」
飛鳥「愛情に嘘は通用しない、といったところか……おや?」
梨沙「し、知らなかったわ……飛鳥とハートさんがそんな関係だったなんて……!」ガーン
飛鳥「フッ、どうやら面倒な場面を見られてしまったようだ」
心「飛鳥ちゃん飛鳥ちゃん、多分その言い方誤解を加速させるからやめとき?」
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