魔物使い「汚らしい! ボクに触れるなっ!」竜の子「汚らしいのは、お前だっ!!」
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17:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/27(土) 22:42:54.84 ID:jtQcW+hGO
「……僕も、手伝うよ」
「……私も、手伝う」

その歪であっても決して見捨てられぬ愛を目の当たりにして、竜の子と魔女は揃って手伝う。
嫌という程、孤独を味わってきた2人には、見て見ぬ振りや傍観など出来なかった。故に掘る。

「改めて愛とは尊くそして美しいものですね」

誰にでもなくそう呟き、生贄娘も共に掘った。

「あっ! 見つけた! ここに居るよ!!」

3人で糞塗れになってしばらく掘り続け、竜の子が誰よりも早く糞塗れの魔物使いを見つけた。

「お、お姉ちゃん……!」
「どうしよう生贄娘、息してないよ!?」
「私に全てを任せて、お下がりください」

長く糞に埋もれたことによって呼吸が止まっている魔物使いに縋り付く竜の妹と、そして助けを求める竜の子を下がらせて、生贄娘は殴る。

「最期まで悲劇のヒロインを気取る甘えは許しません! さあ、その罪を生きて贖いなさい!」
「ぐはっ!? げほっ! げほげほげほっ!?」
「お姉ちゃんっ!?」

喉にしこたま詰まった糞を盛大に吐き出しながら、魔物使いは息を吹き返して、生き返った。


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