1: ◆C2VTzcV58A[saga]
2019/08/08(木) 00:20:00.74 ID:6wqhlklP0
ちとせ「おはようございまーす……ふわぁ」 
  
 P「おはよう、ちとせ。眠そうだな」 
  
 ちとせ「低血圧なの、知ってるでしょう? 朝は弱いの」 
  
 P「……体調悪いなら、無理はするなよ?」 
  
 ちとせ「あ、違う違う。そういう気遣ってほしいムーブじゃないから安心して? 私、本当にしんどい時はちゃんとサボるから♪」 
  
 P「なら安心した。今日も朝からレッスンだから、頑張れよ」 
  
 ちとせ「任せて。そろそろあの鬼トレーナーのこと、私の虜にしたいと思ってるから」 
  
 P「はは、あの人は手ごわいぞ? 俺が口説いてもまったく相手にしてくれないからな」 
  
 千夜「お嬢様とお前の魅力値を一緒にするな。自惚れもいいところです」 
  
 P「千夜もおはよう」 
  
 千夜「おはようございます。自惚れもいいところです」 
  
 P「いや、ちゃんと聞こえてたから」 
  
 ちとせ「自惚れもいいところだよ?」 
  
 P「それ以上やるといじめだぞ?」 
  
 ちとせ「あは♪ 冗談冗談、吸血鬼ジョークだよ」 
  
 P「人間のジョークとどう違うんだ」 
  
 ちとせ「え、わからないの?」 
  
 P「全然わからない」 
  
 ちとせ「仕方ないな〜。千夜ちゃん、説明してあげて?」 
  
 千夜「えっわかりました」 
  
 P「今『えっ』って戸惑ったの見逃さなかったからな」 
  
 千夜「戸惑っていませんが」 
  
 ちとせ「そうだよ? 私の僕ちゃんは冷静沈着なんだから♪」 
  
 千夜「吸血鬼ジョークに通常のジョークと違いはありません。お嬢様のその場の思い付きです」 
  
 ちとせ「千夜ちゃん?」 
  
 P「冷静沈着にはしご外してきたな」
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2: ◆C2VTzcV58A[saga]
2019/08/08(木) 00:22:14.45 ID:6wqhlklP0
 千夜「そろそろレッスンが始まります。行きましょう、お嬢様」  
    
  ちとせ「えー、私今の会話の流れに納得してないんだけどなー」  
    
  千夜「これ以上話していると、レッスン場まで走らなければならなくなります。朝からお嬢様に無駄な体力を使わせるわけにはいきませんので」  
3: ◆C2VTzcV58A[saga]
2019/08/08(木) 00:22:53.01 ID:6wqhlklP0
 ちとせ「千夜ちゃん誤魔化すのへたっぴー♪ 本当は『ばーか』って言おうとしたんじゃないの?」 
  
 千夜「……その通りです。迷った末に不適切な発言をしてしまったことは謝罪します」 
  
 P「いや、気にしてないからいいけど……でもなんで『ばーか』って言うのを躊躇ったんだ?」 
4: ◆C2VTzcV58A[saga]
2019/08/08(木) 00:23:26.02 ID:6wqhlklP0
 廊下へ出て 
  
  
 ちとせ「千夜ちゃんさ、よく気づいたね」 
  
5: ◆C2VTzcV58A[saga]
2019/08/08(木) 00:25:59.99 ID:6wqhlklP0
 ちとせ「というわけで、千夜ちゃんの教育方針についてお話があります」 
  
 P「ママ?」 
  
 ちとせ「私にパパって言われると興奮しちゃう?」 
6: ◆C2VTzcV58A[saga]
2019/08/08(木) 00:26:52.56 ID:6wqhlklP0
 ちとせ「んー。まあそれはそうなんだけどね?」 
  
 P「うん」 
  
 ちとせ「それはそれとして、歯向かわれると屈服させたくなるっていうか?」 
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