8: ◆C2VTzcV58A[saga]
2019/08/08(木) 00:28:21.87 ID:6wqhlklP0
 翌日 
  
  
  
 千夜「ふぅ……」 
  
 P「お疲れ、千夜。いい撮影だったよ」 
  
 千夜「私ひとりでの写真撮影……意味があるのでしょうか」 
  
 P「あるから仕事を持ってきてるんだよ。ソロ活動も大事だぞ」 
  
 千夜「私自身にそれだけの価値があるとは思えませんが……まあ、プロデューサーであるお前がそう言うのなら、従うほかありませんね」 
  
 P「入りたての頃に比べると、千夜もだいぶ素直になったな」 
  
 千夜「プロダクションと契約している以上、勝手に仕事を選り好みできないというだけです。勘違いするな」 
  
 P「よーし、それじゃ次はフリフリのきゃぴきゃぴ系キュート衣装で攻めてみるか!」 
  
 千夜「Velvet Roseを結成して日が浅い時期にそんな衣装を着ては、ファンのイメージが壊れてしまうのではないですか」 
  
 P「……あー、確かに。ついはしゃいでしまった」 
  
 千夜「調子に乗るからです。ばー……」 
  
 P「ばー?」 
  
 千夜「バーコードハゲ」 
  
 P「それ社長の前で絶対言うなよ。俺の首も飛びかねないから」 
  
 千夜「お前を道連れにできるならある種魅力的ですね」 
  
 P「白雪さん?」 
  
 千夜「嘘です。お嬢様が飽きるまで、自分から事務所を追い出されるような真似はしません」 
  
 P「安心した」 
  
 千夜「気を抜くと噛みつきますが」 
  
 P「千夜も吸血鬼だったのか」 
  
 千夜「噛みつき、肉を喰らいます」 
  
 P「ただの蛮族だった」 
  
 千夜「食事は全ての資本です。肉は生きるための糧となる」 
15Res/19.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 
書[5]
板[3] 1-[1] l20